渓流と山菜

随分昔に良い思いをしたことがあり、もしかしてまた山女魚君達、

大きく育っていたりして、などとアホな夢を見て入渓しました。

 

実は20数年程昔の事なのだが、

ナメ底の川で尺山女魚2本も釣ってしまった区間がある事を思い出し入渓を決めた。

入渓が難しい事も有り、釣られずに育って私を待っているはずと。笑

 

川底のゴロゴロした岩はほとんど流されてしまい、

岩盤がむき出しになって深くえぐられた深みや、

筋の様にえぐられた流れなどになっている。

 

川底には魚の餌になるヒラタ(カメチョロ虫)が大量に張り付いており、

人が歩くと踏まれないように逃げ惑う。

 

また両岸は高い岩壁になって人や動物の侵入を拒んでおり、

入渓地点や巻地点を知らないと結構苦労する川なのだ。

 

堰堤上から入渓する。

 

暫くは大小の岩が良い渓相を作り、魚の反応をも良い。

3~4度反応が有るも針掛かりせず更に上流を目指す。

 

最初の一匹目は21センチ程度の山女魚、えぐれの出口付近でヒット。

やがて岩盤がむき出しの渓相に変わり、滑らないように気を付けて歩く。

 

入渓から30分、14時30分を回り岩に腰掛けコンビニ弁当を頂く。

その後今回の竿頭23センチが出るも、尺には届かず計4匹で17時納竿。

 

川から出ようと斜面に取り付くと、なんとモミジガサの群生を発見。

少し摘んで袋に収め、山女魚と並べて記念写真、尺ものは出ずとも感謝。

 

今夜はモミジガサのお浸しと山女魚の塩焼きで一杯。

 

『 楽しかった。 早く帰ろっと。』